ソフビヒーロー仮面ライダージオウ
こちらのご紹介となります。最速とはいいましても結構発売から時間が経ってしまいました。放送も第2話となりましたがやっと妥協の上購入できました。
今回の仮面ライダーは平成最後ということで平成仮面ライダーの登場が期待される作品となっています。平成ライダーの王様となるのでしょうか?第一話からファイズの銃っぽいのが出てきたりとニヤリとさせられる部分もあったりして楽しめそうな感じです。それはさておき、早速ソフビの方を見ていきましょう。
時計モチーフのライダーだそうで、無機質な物を全面にデザインモチーフとする辺りも平成っぽい物だと思います。全体もシンプルな構成で意外と時計を全面に出しているところも好感が持てます。造形情報の盛り込みですが、今回も期待通りのできとなっていますね。額のカメンの文字も小さいながら再現されていたり頭部の竜頭部分もしっかりとモールドされています。触角である時計の針の造形も抜きを考えてのいつもの手法で折れ対策は万全ですね。
要所要所のモールドも細かく出来ています。嫌味のないスッキリとしたデザインながら腕に付いている変身アイテムのモールドもしっかりと落とし込んでいます。肘と膝の時計モールドもいい感じに時計らしく造形されていますね。ちょっと残念なのがとても回転できそうにないベルト部分ですか、これは胴体との一体感があり過ぎで薄く見えてしまいます。まぁここまでしっかりと造形されていればそれほど気にならないかもしれませんが、平べったい雰囲気のベルト部分とシンプルな下半身が何となく戦闘員風とか怪人風の雰囲気にも見えてきてしまうところがやや残念かと思います。
全体に見てキツめのエッジのたった造形とやや緩めの優しい造形がとても雰囲気良く仕上がった人形だと思いました。
・・・・・さてソフビ自体はミニサイズながらとても雰囲気よく出来ているジオウですが、デザイン面をお話せざるを得ない物となっています。
正直とても思い切ったデザインで賛否は分かれると思うのですが、個人的にはとても素晴らしいデザインであると思います。はじめて見た印象はどう見ても格好悪くこれでライダーは終わらせるのだろうか?原作者に対して失礼なデザインだとか思いました。
顔面にライダー・・・・・・とても容認できる姿ではなかった。
これは全体像を見る前の印象でした。
全体像を見た時に私はとてもびっくりしました。これは実に正統派の平成ライダーではないかと思うようになってしまいました。それは完全に腕時計を昇華させたデザインであることにつきます。頭部も完全に腕時計モチーフでしたが、それは誰しも思いつくようなデザインでした。しかしながら腕時計のベルトがしっかりと本体の幹になっているところにとても好感を持つことができました。今まで電車の線路だったりわざと幹をずらして斜めにしたりとなかなかどっしりとした幹がデザインに組み込まれていなかった平成ライダーなのですが、この中心を走る幹に私は一気にやられてしまいました。
頭部の斬新なカメンライダーをひと目見た時にもうだめだと思った私の考えが全体を通してみた時に間違っていたことに気付かされた瞬間でした。この頭部デザインもやはり全体の流れを見た時に流れの中にちゃんと組み込まれているし文字を目に落とし込む面白さも手伝い違和感なく感じました。
これは見る人によってはダメデザインかもしれませんが、私は色々な要素をうまく昇華させたデザインに見えてしまいます。
今の子供達がこのデザインをどのように受け止めるのか、とても関心があります。
平成最後の仮面ライダーは子供にとっても最後の仮面ライダーたるデザインでもあるのではないかと思ったりもします。個人的にはとても素晴らしいデザインで狙った方向は違いますが昭和のアマゾンライダーぐらい狙ったデザインだとも思いました。
子供はダサいライダーかと思うかもしれない・・・・それでもそこには成長という要素が少し入っていることを大人たちは知っています。
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