今回もちょっと珍しい系の物をご紹介します。(古いものですが)
ミニサイズソフビ:メカキングギドラ
こちらはガチャガチャで展開されていたものです。まず私が一言言っておきたいのですが、キングギドラは84以降の映画では結構登場していますがあまりかっこよくはないです。と言うかあまり好きではありません。それが強く印象付けられたのがこちらです。もはや初代の威厳は全く感じられない劣化復活、『宇宙超怪獣』ではないことだけが唯一の救いだと思っています。
それではこちらの方ご紹介していきましょう。こちらは超ドラゴン怪獣キングギドラがゴジラに瀕死の重傷を負わされた後に改造されて復活した物のソフビ化となっています。成型色はラメ入りの黄土色?ゴールドというのはちょっと違うかな?と思います。ただしラメの極めが細かくかなりよく見ないとラメ入りと感じられないかとも思います。ソフビとしてはかなりの極小サイズですが見事なアレンジでキングキドラを造形しています。3本の首を1パーツにまとめるなどかなりいいセンスで出来る限りのプロポーションを再現しています。
現在ならかなりの率で塩ビが使われてしまうところをオールソフビにした点はとても良いものだと思います。このような物ですが頭部の再現度は高くかなりの造形情報が盛り込まれています。
しかもその造形情報がまとまりもよく頭部だけで見ている人を満足させるような出来であります。抜きの関係で角の部分はかなり無理なアレンジですがそれを欠点ではなく見事に消化出来ているのではないかと思います。
首から下のモールドは間延びしてはいるもののしっかりとモールドは入っています。サイズ的には断念せざるをえなかった部分は思い切り端折っていますが、やや首パーツとのモールドの整合性に一貫したものがないかなと思います。
とにかく首パーツの造形・アレンジが見事だと思います。
さて毎回ギドラのソフビ化にあたって問題になるのが翼の扱いなのですが、こちらも良いアレンジが施されています。厚みは仕方がありませんが、大きさを感じさせるためにあえて後方に取り付けることによりパースが聞いた時の見栄えがよく作られています。これはスタンダードサイズ?のキングギドラの羽のアレンジを取り入れた物でとても良い感じだと思います。実際はもっと古くから使われている方法なのですけど効果的に見せることが出来たのはバンダイのギドラだと思っていましたのであえてこだわってみました。そして間延びのする首から下のモールドですが、後ろ姿は羽のモールドもあってか前方よりもよく見えます。
まぁモールドがうるさく感じられるかどうなのかの境が難しいのでトータルではいい方向の立体化だと思います。ミニサイズの成約を見事に消化されたこの怪獣人形は小さいながら見どころが多いものに感じました。
最後に最近作のギドラが初代にかなわない点を一つ、最近の葉飛んでる風の映像がゆるすぎると思います。
CGにたよらずしっかりとした操演技術でのギドラをまた見てみたい・・・その時こそ『宇宙超怪獣』として認められるのではないかと思います。
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