今回ご紹介するのはこちらです!
山勝:ミニサイズソフビゴジラ
最終回がミニソフビなどという暴挙?もっといいものはなかったのか?などという声が聞こえそうですがこの機会なのでちょっと珍しい物をとのことでご紹介致します。
時は最もゴジラを中心に怪獣が求められた時代、1983年~1984年の期間に発売されたものです。ちなみに当時物なのですが、この物自体の稀少さをあまり感じていない方ならオークションサイト等でたまにお目にかかることがあるかもしれません。もし興味のある方がいましたら手にしてみてください。
さて話はそれましたが、大手のバンダイを始めとしてソフビ怪獣の何度目かの市場展開。この波に乗ろうと頑張ったのが山勝と言うメーカーさんです。メンコやカード・・・小売の町のおもちゃ屋さんや駄菓子屋さんでお世話になった方も多いのではないでしょうか?こちらはそんなメーカーさんが展開したソフビ怪獣の一部です。
メインは当時のスタンダードサイズ(¥500)にて展開、ゴジラ2種・メカゴジラ・アンギラス・キングギドラ・バラゴン・モスラ幼虫・メカニコング!!と言うなんだかいい感じのラインナップ。ゴジラ等はそのままプラモデルになっていたりもしました。いずれもデパートには陳列されていなかったように思います。私が購入したのもなぜか文房具屋でした。きっとカードの販路に乗っけていたのかもしれませんね。
そしてこのシリーズの中で唯一のミニサイズがこちらのゴジラでした。ミニサイズながらも分割はスタンダードと同じ6分割で緩着によってそれぞれが可動します。実によく出来た物であります。
更に造形もなぜかスタンダードよりもいい出来で細かいところもしっかりと作られています。スタイル的にはミニサイズならではのデフォルメ感が可愛さを引き立たせていますが、こと造形情報となると見事にモスゴジをデザインに取り込んでうまく立体化されています。小さいながらボリュームを感じることのできる体型などもとても小気味よくまとまっています。
俗にミニサイズモスゴジと称されるようにモスゴジの造形情報がかなりちりばめられています。膝・頭部・胴体の中心などは明らかにモスゴジの造形情報ですね。
指の一本一本までかなり細かく造形されています。背びれも当時の背びれの立体化のスタンダードな出来で安定感がありますし、しっぽもくびれがちゃんと造形されています。以前ご紹介したバンダイのモスゴジはモスゴジを造形したものですと言わんばかりの販売でしたが、こちらは何も言わなくてもモスゴジだと言われる造形が奥ゆかしいですね。
そんな可愛らしさとは別に後方斜めから見ると瞳が後ろを見てるようになっている奇跡の造形だったりします。目の錯覚を偶然にも利用するなんて・・・ちょっと神がかっていますね。
山勝ソフビは材質の柔らかさがとても良い感じなので硬質なバンダイ製と比べてもまた違った味があります、そしてこのミニゴジラは意外にもあまり売っているところを見たことがなかったのでもしかしたら販売経路はかなり狭かったのでは無いでしょうか?実は私も『見つけたら買い』とおもっていました。そんなものなのですが塗装で2バージョンあったりします、背びれの色が金色と銀色の2種です。これもスタンダードのバリエーションにそったための仕様なのでしょうか?
一見でモスゴジとわかる造形、決して大手に負けてはいない素晴らしい立体物はいつまでも手にしていたいものであります。
・・・余談ですが、山勝ゴジラ(スタンダードも含む)が表立って目立ったのは同じ価格帯の84ゴジの出来のせいでもあったかな?なんて思っています。
そしてこの時期数多のソフビゴジラが発売されましたが。真正面からの顔が一番良いのはこのミニゴジラだと思います。
私はシンゴジラを・いれないで書いてます。色々な思いがあり私は・は好きに入れればいいなと感じています。未見なのですがなんとなく今回のこの怪獣映画はそんな感じがしました。
これでゴジラ特集はおしまいです、今回の特集では色々塩ビなども紹介しましたがこれを機会にそんなものもご紹介していこうと思いますのでよろしくお願い致します。
*それでは今特集最後の写真はダブってしまいますがこのお姿を・・・・。
写真の意図お判りでしょうか?
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