最近こちらの方あちこちで活躍したりしてますね・・・今回ご紹介するのはこちら。
49セット版:ウルトラの母
夢の大箱『大決戦ウルトラヒーロー49セット』に入っていたものです。以前ご紹介した父と同じくタグ付きのものになります。手に取る機会が少なく古い金型のものだったのであまり興味がなかったからだと思いますが今となっては外されていないタグが泣いてるようにも思われます。すでに資料的価値、おもちゃではなくなってしまいましたのでタグは外さないと思います。
さて先ほど古い金型と書きましたが、こちらのハハはバンダイのウルトラ怪獣シリーズであってもキングザウルスシリーズなのです。怪獣ではポピーのシリーズでも屈指の出来だったケムラーがそのままの型で抜かれていましたが、こちらは販売数の関係でキングザウルス型だったのではないかと思われます。
ゆるい造形がとてもかわいらしく見える今となってはとても味わい深い人形だと思います。顔の造形もなんとなくおかぁさんというか大口開けて笑う子供のようでもありますね。やはりこの当時はあまり女性ソフビの体型に気を使っていないのがよくわかるずんどう造形が光ります。きっと他の戦士と同じに作られて胸だけ盛ったのではないかと思われる造形であります。
胴体のカラータイマーから連なるボタンのような表現もしっかりと再現、頭部はキングザウルスシリーズでも後発だったのではないかと思われる目の造形等々色々と当時を思わせてくれる材料が満載ですね。大きな足はとても接地性が高く反り返っていても倒れない安定度です。足の表現ですがこちらにもボタン状のモールドがありブーツのようなデザインなんだなと言うところがわかります。
また頭部のおさげも整形上頭部と一体化していますがこれはしかたのないところでしょうね。
やはり49体セットということでかなり塗装はみ出しが目立ちますが、それもなんとなく当時を感じさせる物になっています。
足裏は足型が残ってはいませんが、このキングザウルス型を使って抜いた物はその名残が見られるのが良いのですよね。
そして、子どもたちはブレスレットなんかでおしゃれ?してるのにハハは質素・・・・そんな感じですが、じつは左右の手の部分が違っていて地味ながら変化をつけたおしゃれを楽しんでいるようでもあります。
最近では出るたびに高値で取り引きされるほど人気の彼女、私ももう一つこの型のが欲しくなってきました。不思議な味わいのお人形です。
*記事内で途中から『ハハ』になってるのは本体表記に則りました。
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