2024年12月19日木曜日

ウルトラ怪獣シリーズ:ベムスター

 こんにちは、今回は結構私の持っているもので古参の怪獣のご紹介です。


ウルトラ怪獣シリーズ:ベムスター

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古参ということは当然硬質ソフビでありますが、購入当時はやや柔らかさはあったと思います。古参とは言うものの意外と購入時期は49体セット後の購入ですからプラタグ版ではなかったと思います。当時はまだ商店街というものの中におもちゃ屋さんがあり吊るされていたのを買ってもらいました。
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新発売時にはスルーした怪獣です。それはやはりバランスがあまり良くない造形だったからですね、造形情報はかなり盛り込まれていましたがまとめ方に難があるように感じましたのでスルーしていた次第ですね。なので我が家ではあまり数がない怪獣です。
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全体に渡る凸凹のモールドが若干うるさくキングザウルスシリーズのようにも感じました。逆にキングザウルスシリーズでは余計な体表モールドがなく気持ちの良い物だっただけにこの点だけでもかなり印象はマイナスに進んでいました。実はキングザウルスシリーズでは買っておかなくてはならない三種の神器(とても個人的な選択なのですが、ベムスター・ゼットン・カネゴン)の一つだっただけにこのイメージダウンはかなり辛かったです。
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それでも買ってしまった経緯はやはりこの怪獣が好きだったことが大きいのかとは思いました。しかも頻繁に色々なサイズで造形化される今と違ってベムスターの立体物はあまりなかったのでそれに絆されて入手といった所だったと思います。
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よくよく見てみるとやはりベムスターの造形情報はしっかりと盛り込まれていますのでその部分を追いかけるだけで楽しめる存在ではありました。角の一つ一つや本体側面のひだなどは薄さを極めており動きの中で薄さを隠していたキングザウルス版とは違ったアプローチが小気味よく背中のモールドは乾いた湖の底のようで独特の表現がまた特徴的でもあります。
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キングザウルス版では動きのある造形で粗を隠しなおかつ可動を盛り込むと行ったベムスター造形の一つの正解を見せてくれましたが、こちらの方は不動の中でしっかりと造形情報を盛り込む形の造形といったところでしょうか分割点も可動をほぼ目的にしていない所やバランスを大切にしている素立ちのポージングなどは逆に潔ささえ感じます。首から下の造形は本当に素晴らしく思います。
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実は言うほどバランスの悪い造形でもないのか?と私も思えてしまうときがありますが、頭部の造形がそのバランスをすべて崩してしまっているように感じてなりません。もう少し大きく作っていればと思うと大変残念であります。この頭部が全部のバランスを崩しているように見えてしまうところだけが残念なところだと思います。
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ただしこの頭部さえも造形情報はしっかりと盛り込まれていますので大きさだけが修正されればとも思うところです。
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目の塗装もかなりイメージを崩していてここを変えることによって多少はましになった後期のものがこのソフビの造形の良さを証明してくれるようにはなりましたが・・・頭部の変更のみでなんとかよく見える仕上がりになったのでこの点のみが残念に思えました。
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かわいいテイストを調味料にできる数少ない怪獣なだけに残念な点もありますが私としては意外にも見ていて飽きない造形物であったと思います。ゼットンとともにリニューアルがかからなかったのは売上が良かった怪獣なのかもしれません。最近ではかなりのサイズで出ていることを考えるともとのポテンシャルはとても高い名獣ですね。

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